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気付かなかったのは#4
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俺の方が背は高いから自然と悠真は上目遣いになってる。
なんとなく俺は視線を逸らした。
何故か可愛いと、そう思ってしまったから。
「どうなんだよ?」
悠真の声はいつもの不機嫌な時の声と同じだった。
でもその表情は、怒ってると言うよりは
…照れてる?のか?
つか悠真どうしたんだ?
実はドッキリなのか?
悠真そういうの得意そうだしな。
俺は目だけでカメラを探してみたけど、見当たらなかった。
「ちょっと待てって。どうしたんだよ。悠真。そりゃ嫌いじゃないけどさ、好き、もなんか違うだろ?」
悠真を見下ろしてようやく俺は口を開いた。
距離を取ろうと思って離れようとしたら思いっきり服を掴まれ身動きとれなくなった。そして、
「気付いてない、だけかもしんねーだろ。」
声が聞こえたと思った時には、俺の口は塞がれてた。
目の前には悠真の顔。
ということは。
俺の口を塞いでるのは悠真の…?
混乱してる俺をよそに、俺を離して悠真は言った。
「…こーゆーことだから。風呂借りるわ。あと服も。」
空返事は返した気がする。
よく覚えてない。
とりあえず俺はめっちゃパニックだった。
これは夢なんじゃないか。
そこまで考えたところで悠真が風呂から上がってきた。
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