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伝わらないこともある#1
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最近宏樹の様子がおかしい。
この間まで毎日うざいぐらいしてきた連絡がここ2、3日ない。
別にして欲しい訳じゃねぇけど。
まぁ、あいつ基本面倒くさがりだし。
けど面倒くさくなったってのはちょっと腹立つな、なんか。
とか、そんなことぼけっと考えてたら
「なあ、悠真。宏樹って高校の時彼女いなかったっけ?」
啓介の何気無い一言。
「そういえばいたかも。てかよく覚えてるね。俺全然覚えてなかったんだけど。」
誠一も思い出したように続けて俺を見る。
いつものように集合時間に遅れる宏樹を待ちながら3人で談笑してるときのことだった。
「…それが何だよ?知ってるよ。」
2人を睨みつけて一蹴する。
「俺らはさ、多分男が好きなんだろうけどあいつはどっちもいけるんかね。」
「…どうだろうな。」
考えなかった訳じゃない。
「あれ?悠真ちゃんもしかしてヤキモチ?いてっ!」
「別に関係ねーよ。死ね!」
啓介の脛辺りをピンポイントで狙って蹴った。
「素直じゃないなー、あ!待ってごめんなさい!」
同じようにからかおうとした誠一だったけど威嚇するとすぐに諦めた。
それから暫くして宏樹が合流しいつものように実況を録った。
別に普通。俺を避けてるわけでもなさそうだし。
けど、なんか違和感?みたいな。
俺が気にしすぎてんのか?
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