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俺は仕事を終えていつもより重い足をなんとか動かして部屋に戻った
今、俺の頭の中はあることでモヤモヤしている
それは―――
キスだ
俺はお店のお客様である翡翠<ヒスイ>さんに額にキスをされてしまったのだ
いや、でも俺あの時女装してたし。
あっちも女だと思ってたんだから普通?
でもでも、普通は額にキスとかしないよね...
そもそも俺鬼龍さんがいるじゃん
え?不倫?でもまだ結婚はしてないよね
お互い好きになってから?......
ん?話がずれてきている
と、り、あ、え、ず!
俺は翡翠さんの事で頭をかかえている
そんなことで俺は今いつもより重い足取りでここまで来たのだ
「ただいま戻りましたぁ...」
部屋からの返事はない
誰もいないのかな?
「春日さん?」
.......
やっぱりいない
このごろ1人という時がなかったから少し怖い
早くお風呂に入って寝よう。
そう思って俺はさっさと着替えて風呂に入った
お風呂から上がっても誰も帰ってきていない
部屋は明るいがどことなく寂しい
布団を敷いて寝ることにした
鬼龍さんの布団もついでにしいて、早く寝ることにした
でも布団に入っても寝れない
どうしよう。
寝がいりをうって鬼龍さんの布団の方を向く
それでも鬼龍さんの姿は見えないことにがっかりした
なにしてるんだろ
自分に呆れながらも少しだけ、と思い鬼龍さんの布団に入った
鬼龍さんの匂いだ
優しい鬼龍さんの匂いがする
落ち着く匂いだ
俺は今日の翡翠さんのことなど忘れて鬼龍さんのことを考えながら眠りについた
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