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名月と麗華さんの家は渡り廊下で繋がっているらしく、とても広く見える
――というか広い。こんなところで1人でうろうろしていたら俺は100%迷うな。うん。
「このフロントを真っ直ぐ突っ切ったところに見えるのがエレベーターよ、その隣には階段もあるわ」
入口から入りエレベーターまでざっと100メートルはあるなー、この空間どうなっているの。
やっとこさ、エレベーターの前まで行くと、左右に長い廊下が伸びていた
「サイドにあるこの廊下は客人をもてなす座敷になっているのよ、これがまるまる2階にもあるわ」
俺達はエレベーターに乗り込み4階までいく
「宿泊出来るようになっているのは3階と4階なのよ」
「ここって地下もあるんですね」
俺は階のボタンを見て麗華さんに聞いてみた
「ああ、ここの地下は調理場とか、温泉の温度調節とか結構メタリックな空間が広がっているのよ、だから普通のお客様はあんまり行かないわね」
――チーン
鐘の軽い音がエレベーターに響いた
俺達はエレベーターから降り、長い廊下を突き当たりを曲がりすぐの部屋に案内してくれた
「襖は開ける時は引手にその人の霊力感知センサーが着いていて、もともと登録されているものだと開く仕様になっています」
暁さんが説明してくれた
「す、すごいですね。」
「でも結構今どきはこういうものが多く使われているわね」
「へ、へぇー。」
――現代もカードキーとか、指紋認証とかあるけどこっちでは霊力感知センサーなのか。
「霊力もその人特有のものだから被ることは無いのよ、DNAと一緒ね」
「ここに、手を当ててください」
そう暁さんに言われると鬼龍さんは引手に手をかけた
そうするとドアがカチッと音をたてて開いた
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