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彼の名前は赤羽根 衛(あかばね まもる)
どうやらヤンキーではないらしい
顔にある大きな傷は、子供の頃、木から子猫を助けた時に落ちて出来てしまった一生傷だとか
「俺、こんな顔してるから昔から怖がられてさ、人とまともに話したことってねーんだ
だから人見知りっつーか...どんなこと話したらいいのか分かんなくて...」
「はは、んで困った顔してると眉間にしわが寄ってさらに怖がられると」
俺はトントン、と自分のおでこを指すと、衛は顔を赤くして自分のおでこを隠す
「...今、寄ってたか...?」
「ちょこっとね。でも、もったいないよなー。話すと普通じゃん!
俺、衛と仲良くなれて良かった!」
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