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「ね、ねっ、早速川行こーよ!魚とか泳いでないかな~。私手掴みしちゃうよ!」
ユキは衛の腕に引っ付き衛をグイグイと引っ張っぱり、衛はまんざらでもなさそうにヘラヘラした顔で引きづられていく
なんだよ、その顔
俺と2人でいる時よりも楽しそうな顔しやがって
そーかそーか、男友達よりもやっぱり女がいーよな
なんか、胸のあたりがもやもやする
大事な友達を取られたから?
俺ってそんなに独占欲強かったっけ
「あれ、千尋どした?顔色悪くな~い?」
俺が2人について行かず立ち止まっていたのに気が付いたユキが俺のおでこを触ろうと手を伸ばしてくる
「っ、」
俺はその手を思いっきり叩いてしまった
「あ、ごめっ」
流石にこれはやばいそう思い謝ろうとすると、ユキは全然気にしていないと笑う
「イキナリ触ろうとした私も悪いってー。そりゃ驚くわ。
あっはは、ごめんごめん」
「あ、お、俺、ちょっと用があるから川行かない!
2人で行ってこいよ!じゃ!」
そう言って俺は駆け出す
俺、俺...っ
多分ユキの手を叩いたのは嫌悪感からだ
衛にベタベタ触った手で俺に触るな
というか衛に触るな、触っていいのは親友の俺だけなんだ
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