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17 -衛side-
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千尋が走っていった直後、追いかけようとしたが、ユキに腕を掴まれた
「ねぇ、もしかして私が悪い...?」
「は...?」
「だって、衛と千尋付き合ってるんだよね?
だから私、それなら女子に触られても気にしないかなーって思って...
衛にベタベタして、彼氏に嫉妬してもらう作戦してたんだけど」
「......はぁ?」
突然の事で意味が分からなかった
「俺と千尋は付き合ったりしてないけど」
「え、そうなの!?
あれ?だって衛って千尋の事好きだよね?」
「っ、まあ、それは間違ってないけど...あーそれはもういいだろ?とりあえず千尋追いかけていいか?」
「あ、うん!ゴメンね?行ってらっしゃい!」
俺は多分一目惚れ...なんだと思う
だからこそ入学式の時、逃げる千尋を全力で追いかけて仲良くなろうと努力もしたし
あいつに気に入られようと少し猫被って、彼の身の回りの世話までしてるなんて自分でも驚きだ
正直ここまで惚れるなんて人生で初めてで自分でも手探りだったのに
2回も逃げられるなんて少しばかりムッとしてしまう
...体調が悪いっつーのは絶対に嘘だな。だって悪かったら全力疾走なんてできねーし
こうなったら多少強引な手を使ってでも捕まえてやる、逃がさねーからな
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