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いい夫婦&いい兄さんの日ss④
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「ただいま」
「夏陽おかえり。これ」
「ん? 披露宴の招待状? あぁ渚くんたち結婚するんだ」
「……そう、みたいだね」
「どうした?ナオト。是非ふたりで出席して欲しいって書いてあるぞ」
「ぁ、ううんなんでもないよ」
「なんでもないわけないだろ? 俺に隠し事するの? ナオトの今考えてたこと、言ってごらん」
「ごめん。わかってるんだ。渚くんはとっても優しくていい人なのもわかってる。俺も彼のこと好きだよ。頭ではちゃんと理解できてるんだ。 ごめん、けど……」
「ごめんなナオト。お前を傷つけたのは俺だ。
俺が全部悪いんだ」
「ごめん。ごめん夏陽。何もないって信じてる。だけど、同じ布団にいたんだって思うと、俺。うっ……ふぇ……」
「泣かないでナオ。ナオトと出会ってから俺にはずっとお前だけだよ。
悲しませて、苦しめてこめん」
「うぅん。俺を守るためだったってちゃんとわかってる。本当に終わったことなのに、ごめん。なんか、思い出したら混乱して、割りきれなくなって、ごめんなさい。
いつまでもこんな……ごめん夏陽」
「ナオト。ヤキモチ妬いてくれるのは嬉しいんだけど、そんな悲しい涙は流さないで。
いついかなる時も俺はお前の傍を離れないし俺から離れることも許さない。
俺が愛してるのはナオト、お前だけだよ。
他にはなにもいらない。お前がいれば俺は心から幸せだと笑っていられるよ」
「ぅん。夏陽、ありがとう。もっとギュッてして」
「お易い御用だ。片時だって離したくないんだから。俺のナオト」
「ん。ごめん。ありがとう。俺も披露宴でるよ。ちゃんとお祝いしたい」
「うん。うんと仲のいいところ見せびらかしてやろうぜ。 そうだ! さり気なくペアルックに見えるようなお揃いのスーツ新調しよう」
「駄目だよそんな贅沢」
「贅沢じゃないさ。俺のナオトが一番だって、こんなに可愛いナオトは俺のものだぞ!って自慢したいんだ」
「もぅ夏陽ってばぁんっんっっんんっっっ」
「お喋りはおしまい。渚のこと好きだなんて言って俺を煽って。覚悟はできてるだろうな」
「え?な、なに?」
「ナオトをたっぷり堪能させて♡」
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