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悠人side
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「……………」
自分の写った鏡には首を締め付けられたような痕があった
漠然と、思った。
……もうすぐ死ぬんじゃないか、と。
こみ上げてくる血を飲み込み、ぼんやりと霞む意識の中で生まれた衝動を持て余す。
その一線を越えるために、今日まで生きてきた。
その一線を越えるのが怖くて、今日まで生きてしまった。
けれど、もし今日が自分の終わりだとするのなら。
………和樹を………
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