アダルトコンテンツが含まれます。
18歳以上ですか?
- 文字サイズ:
- 行間:
- 背景色:
-
和樹side
-
ドタドタドタ
「ゲホッ……………う、おえっ」
全てを吐き出したあとも、口の中や喉などのコーヒーが通った部分が焼けるように痛んだ。
洗面所で大量の水を飲み、何度か吐き出してを繰り返してやっと痛みが和らいできた。
砂糖3杯なはずなのにどうやら不純物まで混ぜこまれたようだ。
自宅に劇物なんて置いてないし、彼は外と隔離している。
となれば洗剤の類を混ぜこまれたのだろう。
漂白剤か、風呂場のカビ取り剤か……。
こうやってなにかを盛られるのは久々だ。
最近は物理で来ていたから、油断した。
近づけば凶器で切りつけられるのは、もはや日課と化している。
傷なら自分でも治療できるが、内蔵に影響をもたらす
薬物系は専門外だ。
近所にはそんな専門的な病院はない。
万が一死を逃れられても隣町の病院に行く前に息絶えてしまいそうだ。
現在の設定
文字サイズ
行間
背景色
×
12 / 12