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初めましてファンレター
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『おともだちになってください アキラ 』
「…アキ、ラ?…」
高校2年秋。高校に入って1度も告白は愚か女の子といい感じ、なんて雰囲気にもなったことがなくもう高校のうちに彼女作るなんて夢物語。
そう思っていた俺の机に置かれていた一通の手紙。
え、、?これはラブレター、、?なの?神からの救い、、?!
つか、アキラって誰?俺のクラスにいなくね?隣のクラスのやつ?
おともだちになってくださいって手紙で伝えるとか…
今時手紙かよ(笑)かわいいかよ(笑)
「おともだちになってください?なにそれ」
森川(モリカワ)が俺から手紙を奪い取った。
「ちょ、森川返せよ!」
「うわぁ、ラブレター?椎木のくせにぃ」
「え、椎木ラブレター貰ったの?!はぁ?!」
「…なんでキレ気味なんだよ、原田(ハラダ)」
森川と原田の大きな声のせいでどんどんクラスメイトが集まってくる。
「え~めっちゃ字可愛くない?」
「おともだちってどういうオトモダチ?」
「え、椎木くんモテキ?」
「「「信じらんなぁ~い!」」」
「…てめぇらぶっ飛ばすぞ」
やぁこわぁい、なんて俺をバカにしてくる女子から手紙を奪い返してもう一度手紙を見る。
「アキラちゃん、か」
どんな子なんだろ……
「手紙で伝えるくらいなんだからちょっと恥ずかしがり屋な奥ゆかしい子かな…って考えてたろ?今。」
「考えてねぇよ、ばぁか」
俺の顔みてニヤニヤしだす森川に肩パンを1発お見舞いして自分の席につく。
「まぁでもアキラちゃんの顔、見てみたいよなぁ。」
手紙の宛先俺であってるのかとかも、気になるもんなぁ
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