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Prolog.
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現実味の無いこの光景は、まだ小学生だった『俺』には受け止めきれなかった。
目の前に横たわる兄の姿は、真っ赤な赤に染められて
『俺』を見つめてただ一言を残し、静かに瞳を閉じた。
遠くで聞こえるのはサイレンの音がこれは嘘ではないと物語っていて、兄の側に泣きながらいることしか出来ずにいた。
あの時兄が言った言葉はずっと鮮明に、、、
「暁月──────、」
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