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knem
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チワワside
今日は休みや。ゆっくりできる唯一の楽しみや。でも今日は一味違う。
今日はエミさんとデートや。
楽しみすぎる…!!久しぶりのデートや!それ以前に会うのが久しぶりや!もうエミさんが足りん!はよう会いたい!
昨日は楽しみ過ぎてちゃんと寝れんかったなぁ。遠足の前日みたいな感覚やな。
ここだけの話な、エミさん、いつもピシッとした服ばっか着とるけど、offの日って結構ラフな格好するんよ。もう可愛い。抱きとうなるな!!!
そんなこんな考えてるうちに時間がきた。
白のVシャツにデニムジャケット、黒のパンツで、待ち合わせ場所へ向かった。
割と有名な商店街の入口で待ち合わせ。
今日は社会人みんなの休日のせいか、家族連れやカップルでとても賑わっている。
エミさん、見つけられるかな。
集合時間10分前か、まぁまだ来てないやろなぁ。
そんなことをおもっていたら。
「あ、コネシマさん!」
後ろからずっとずっと聞きたかった声が聞こえた。
「お!エミさん!!」
コネシマが振り向きそう返すと、すごく幸せそうな笑顔で手を振ってくれた。
可愛い。
コネシマも軽く手を振り返し、早足でエーミールの所へ駆け寄った。
「エーミール、早いな。待ったか?」
「いえいえ!今来たとこなんですよ。」
エーミールは白のタートルネックに黒のジャケット、黒のスキニー高そうな黒の革靴。
今日も似合ってるな。エーミール。
「コネシマさん、今日もかっこいいですね。惚れそうです。」
んぐっ、可愛い!今日もかわいい!
「まだ俺に惚れてなかったんか?落としたつもりやったんやけど」
「もう惚れてましたね。もっと好きになりました。んへへっ」
「っ……エミさん、俺と会ってない間になんかあったんか?」
「えっ?何も無いですよ?ただ………ずっとコネシマさんと1日一緒に居られるこの日が楽しみで仕方なかったですね。だから少し舞い上がってるのかも知れませんね。」
エーミールはそう答えると、真っ白な顔を少し赤らめて照れくさそうに笑った。
俺はこの場で犯してしまいそうな衝動に駆られた。
俺は我慢した。
「そうか。俺も楽しみにしとったで。ほないこか。」
俺は冷静な感情を取り戻し、人で溢れかえる商店街へ向かった。
「はいっ」
エーミールがそう答えると、後からトコトコついてきた。
両側に並んでいるたくさんの店。お土産用に買えるお店があったり、その場で有名なもののキーホルダーやぬいぐるみなどが売ってある店、とても落ち着いた雰囲気の店、色々あった。
ほんまここ何でも売ってるなあ。楽しめそうやなあ。
んで、なんでエミさんは俺の斜め後ろからついてくるんやろうか。
コネシマは後ろを振り向き、エーミールを見た。
どうしました?と言いたそうな顔。
いや、お前がなんやねん。
コネシマはそれが気に食わなくなって、エーミールを隣まで引っ張った。
「ぉおあ!な、何かありました!?」
「いやお前なんで俺の後ろおんねん。」
「えっ!?あ、それは……」
エーミールはもごもごと喋り始めた。
「あの、コネシマさんの隣を私が歩いていいのかなって思ってしまいまして………それに、ずっとコネシマさんのこと見ていられるし………」
エーミールは俯いてそう答えた。
「いやいや、俺がお前の事見れへんやんけ。それに今日エミさんとデートしに俺来てんの。隣にいて駄目な理由なんてないやろ。てか隣にいろ。その方が近くで見れるで?」
俺はエーミールの目を見ながらそう言い、更に俺の近くに寄せた。
「っ//……………はい……」
エーミールは恥ずかしいのか、俺の服の裾をぎゅっと握って隣に立った。ずっと俯いている顔を覗くと、
とても赤らめたなんとも言えない顔をしていた。
こいつほんまに可愛いな。俺だけのエミさん。俺だけにしか見せへん顔。俺だけが知ってるエミさんの顔。全部第1に考えてくれるエミさん。全部全部愛おしい。愛おしくて愛おしくて。
お店なんて全く見ていなかった。
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