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utsha(今日何の日だよ)
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シャオシテン
「しゃーおちゃん」
「………」
今日はおうちでデート♡みたいなこと言ってたからてっきり映画みたりゲームしたりかと思ったら
「ねえねえしゃおちゃん〜スマホじゃなくて俺のこと見てや〜〜ねえねえ〜」
大先生んち来てからソファの上で大先生の足の間座ってずっとイチャついて来るけど、1時間くらいずっとでベタベタしてくるだけやし何もせえへんやん
「うっさいわ汚い顔なんて見た無いわ」
「えっ!?ひどない!?」
しかもさ、今日何の日か覚えてんのかこいつ。
「…ちっ、……」
「舌打ちは心にグサー来るで!?!!シャオちゃん!?」
こいつ覚えてないんかよ。今日自分から誘ったくせに。
「で、なんで呼んだん?」
「えっ、そりゃあ…会いたいからやろ。」
「…ふーん」
それだけかよ。
「……………」
「…ん?どしたん?」
「いやなんもないで」
なんでこいつケロッとしてんねん……
こいつ絶対今日一年記念日って忘れてるやろ!!!!!!!!
ほんま信じられへん。
先月もやったよな。俺は覚えてんで。
ーーーー1か月前ーーーーーー
シャオちゃんちなう
「今日で11ヶ月か〜早いなぁ!なぁ!だいせんせっ!」
「ん?!あっあぁあ〜!せせせやったな!!!いや早いわ〜!!!」
「は?なんでそんな慌ててんの?もしかして忘れとったん?」
「んな忘れるわけないや〜ん!!!いや〜はやいな!後でシャオちゃんが欲しかったやつ買いに行こな!」
「……あっそ。」
「ええ!?!!しゃおちゃん!ちょっと距離取らんといて!」
ーーーーーー
まああのあと大先生が俺の機嫌直しにめっちゃ甘えてきてやる流れになってどうでも良くなったんやけどな……
ってなに思い出してんねん!///
はあ。大先生といてもしょうもないし帰ろかな。
ちょっとでも期待した自分が馬鹿だった。
「大先生、俺そろそろ帰るわ。」
「え?!なんでなん?!今日何もないんやろ?」
「ああなんもないで」
「じゃあもうちょっと一緒にいようや〜!!」
俺のの服の裾を掴んで座ってってグイグイしてくる。
なんもない、かあ
今の話に関係ないって分かっとるけど、今日はちょっと特別な日くらいの言い方して欲しかったなあ。まあ一年経っただけで確かになんもないんやけどな。
「……そりゃあどう、でもええよな………」
「ん?なんか言った?」
やべっ声に出てしまった。
「もうなんもないわ!じゃあな大先生!!」
駆け足で玄関に向かった。
なんで泣いてんねやろ、俺。弱いなあ。
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