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きよれと(そのあとの2人)
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キヨッシテン
「俺らもう友達じゃないんじゃないの…?」
「………は…?、それどうゆう意味………え…??」
……え?まってよ、待ってよレトさん
まだ戻れるって思ったのに、何でそんなこと言うんだよ
嫌だ、失いたくない。
笑った顔も、怒った顔も、冗談言って笑わせようとしてくるレトさんも、全部全部見れなくなる、友達のままでいいから………俺の前から居なくならないで、お願いだから………
そんなこと考えてるうちに目からボロボロ涙が出ていた
「レ…トさん、俺らもう、駄目なのか…、?」
俺はぐしゃぐしゃの顔で、それでも精一杯の笑顔で言った。
「……っ!」
見上げたレトさんの顔もちょっとキツそうな顔だった。
なんでちょっと泣いてんの…余計悲しくなるじゃん
その瞬間
フワッ、とレトさんの匂い
髪のシャンプーの匂い
俺は抱きしめられていた。
「…………え?」
「バカっ!!!キヨくんのバカっ!そうゆう意味じゃないよ!!!!
俺もっ…俺も!キヨくんがずっと好きやったんや…!!!!だから…だから!もう友達じゃなくて、その、恋人、がいいって言ってんの…」
……………え?
「レト、さん…?ほんと?ほんとに?俺ら、両思いだったの……?これ夢?え…?」
「ほんまやって…!!!もう泣かんといて、もらい泣きしちゃうから」
なんて言ってもう結構泣いてんじゃん。
「うそ…うそ……レトさん、れとさん、っ」
俺は強く抱きしめ返した。
この温度が暖かい。あんなに手の届かないレトさんがこんなに近くにいる。俺を求めてくれている。
嬉しくなって余計に涙が出てきた。
泣くなんて俺らしくないなぁ
「てか、キヨくんが泣くなんて、らしくないね?笑」
そう言って俺の頭を優しく撫でてくれた
思ってた事一緒。好き。
「うっうるせーバカ」
俺は抱き締める力を強くした。
良かった、ほんとに良かった。これで嫌いなられたらどうしよう、実況撮れなくなったらどうしよう、ってずっとずっとマイナスな事しか考えられなかったのに、
なんだ、レトさんともっと一緒に居られる正解を見つけるの、結構簡単だったじゃん。
「あーーーーっレトさん、俺今幸せだよ」
「俺もだよ〜!!あ〜やっとキヨくんが俺のものになった!取られる心配も無くなった!」
ええ可愛い
「それ俺のセリフでもあるんだけど?他の男にホイホイついてかないでね?まあレトさん口説く奴を先にぶっ潰すけど」
「ねーわww怖いからやめてw」
あっ、顔が近い
パチッと目が合った
「…………キヨくん」
レトさんは目を閉じた。
優しく唇に触れた。
心臓バクバクだ。やばい。破裂しそう。
レトさん半目で
「…………もう1回」
なんて、ズルすぎる
俺はソファに押し倒した。
あれ?
俺なんか忘れてない?
「あっ!!うっしーとガッチさん!!いつ来んの!?!?!もうそろそろじゃね?!!?!」
「あっそうだった」
なんでそんな余裕そうなんだよ!
なんて思ってたら、レトさんがさっきのグループLINEトークを見せてきた
ーーーーーーーーーーーー
牛「ごめん俺ちょっと遅れるわ」
ガッチさん「ごめん俺も」
レト「じゃあ3時間後でいい?俺の都合がちょっと悪くなった」
牛「あーおっけ」
ガッチさん「(OKのスタンプ)」
ーーーーーーーーーーーーーーーーーー
「…はあ!?何これ!!遅らせたの!?」
「せやで!これはキヨくんに告白せんと!と思ってさっき必死に打った!」
さっきの時か!!!!
「…あと、もうちょい二人きりで居たいなって思ってしまって…だめやった?」
「〜〜!!!」
こいつちょっと目うるうるさせて上目遣いで甘えた顔しやがって!そんな事しなくても既に可愛いんだよばーか。
「ううん。むしろ2人が来なくて好都合。」
「…?」
レトさんははてなマークを頭に浮かべた。
「さっ!俺らの夜はこれからだぜ!?!?」
俺は上着を脱ぎ、レトさんを押し倒す形でキスをした。
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