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空葉『っ、そんな!…分からないけど。』
目をキョロキョロと顔をも赤くしており、動揺しているのがひと目でわかる。
貴大『動揺しすぎじゃね?』
空葉『うぅ…胸が、ドキッとしただけ…。』
少しモヤッとした。
そのモヤモヤは別に恋愛感情を空葉に抱いているのではなくて、親友・幼馴染み枠の独占欲が強いだけなのだ。
そんな俺の親友にとうとう好きな人が出来た…それもパッと出の意地悪と来たら空葉を取られたくない。
でも空葉か望むことは応援したい。
にしても少しくらいは拗ねてもいいよな?
貴大『あーぁ、俺の空葉だったのに。』
空葉の肩にグリグリと頭を擦り付ける。
するとクスッと笑って貴大を抱き締めた。
空葉『何言ってるの、たっちゃんに恋人が出来ても僕の大切な人には変わりないよ?』
俺の恋人ができてもって…
他の人から見たらこの2人の友愛は明らかに行き過ぎている。
だけど2人はお互いに独占欲をぶつけ合って自分を探っているのだ。
貴大『俺、お前に彼氏が出来てもベタベタすんのやめないから。』
そういう貴大はイタズラするように笑った。
空葉『僕に彼氏なんて出来ないって~。』
それからは2人で笑い合っていると陵…空葉の父が扉をノックして時間を教えてくれた。
空葉・貴大『行ってきます。』
陵『二人とも気を付けて、行ってらっしゃい。』
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