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さぁて、どうしようか。
あれから学校に戻り、空き教室に入った。
困ったような顔をしている貴大は可愛く見える。
…やっぱり愛される側が似合う顔だよね。
たっちゃんが愛す側に回るのは僕だけか。
優越感。
空葉『まず、勘違いだから。』
貴大『な、何が?』
空葉『先生は僕の顔を見て面白くなさそうな顔をするんだよ?絶対僕のことを好きとかありえないからね?』
貴大『面白くない顔?
…いやそれは俺が横にいたからで、嫉妬とか…』
空葉『だーかーらっ、違うの!!』
くっそ、可愛いけど!
空葉『見たでしょ?先生がたっちゃんに向ける顔を!』
それを聞いた貴大は困り顔で首を傾げた。
貴大『わかんねぇ…でも空葉なら俺応援するから…。』
応援するとか言い出した貴大に身を乗り出して否定する。
空葉『違うっての!!!!…はぁ、本人来るの待つか…。』
貴大『え"ッ!来るのか…?』
空葉『来るに決まってるでしょ?』
そう聞くと複雑な顔をしていた。
貴大『…来てくれるのは嬉しいけど、振られるのは嫌だ…』
少し涙目でそう言う貴大にキュンと来て抱きついた。
空葉『っ可愛い!!!!!』
貴大『ちょ、苦し…』
ぎゅうぎゅうと抱きしめていると空き教室が思い切り開いた。
担任『ちょっ、お前らくっつきすぎ。
志波分かっててやってんだろ…。』
むくれる先生を見てバッと離れる。
空葉『少しくらい良いじゃないですか。』
あとは頑張ってください、と2人に手を振って空き教室を出た。
貴大固まってたけど、大丈夫かなぁ。
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