アダルトコンテンツが含まれます。
18歳以上ですか?
- 文字サイズ:
- 行間:
- 背景色:
-
71
-
孝輔『もしかして、分かんねぇの?』
眉間にしわを寄せる孝輔さんに、怒らせてしまっただろうかと不安になる。
空葉『わ、わかんない…』
孝輔『お前の片想いじゃねぇって言ってんの。』
頬を摘まれ、優しく引っ張られる。
空葉『ひひゃふの…?』
どういうことだ、と目を丸くして聞き返す。
孝輔『好きじゃなかったら一々家に連れてこねぇし、お前がどう思ってようが…どうなって様が知らねぇからな。』
頬から手を離して、おでこを小突かれる。
僕は両手でおでこを抑えた。
空葉『僕のこと、少しでも好きになってくれてるんですか…??』
今のはそう捉えてもいいって事?
教えてほしいと、目で訴えると孝輔さんは顔を逸らす。
孝輔『あぁ、そうだ。』
そう耳に届いた時、僕は顔を手で隠した。
現在の設定
文字サイズ
行間
背景色
×
71 / 154