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孝輔『逆に質問で返してやる。
どうしてお前は、自分の事をなんかって言うんだ。』
怒られているのに声音は優しくて、孝輔さんが改めて好い人だという事を確認する。
空葉『だって、それは…僕が欠点しかないから…』
そう言うと孝輔さんに頬を摘まれた。
孝輔『そんなの当たり前だ、完璧な奴なんていない。
確かにお前は素直じゃないし、直ぐに勘違いもするしネガティブの塊になる。』
空葉『…』
孝輔『だけどそれは俺も同じだ。
思っていない事でも口にして相手を傷付ける。
前に飯行った時だってお前に沢山無神経なこと言ったろ?あれは別に本心からじゃねぇからな。』
顔を少し背けて言う孝輔さんは照れているのだろう。
…可愛い。
空葉『それは、僕の方が沢山酷い事言ったから孝輔さんは悪くないもん…。』
孝輔『お前はそこを直そうとしただろ。それだけでも大きな違いがあるんだ。…取り敢えず、今ネガティブは止めろよ?お前はこれから俺の恋人になるんだから。』
空葉『こっ恋人?!僕が孝輔さんの!?』
そう言うとまた睨まれた。
でも今度はその中に不安も含まれていて。
孝輔『んだよ、嫌なのか?』
シュンとして可愛く見えたが、急いで頭を横に振る。
空葉『ううん!夢見たい…凄く嬉しい…』
胸がいっぱいになって喜んでいると、さり気なく告白
してくれて。
孝輔 『そうかよ…お前の事好きだから、覚えとけ。』
顔が一気に火照った。
空葉『…僕の方が、好きですもん。』
ふいっと顔を横に逸らすと軽く頬にキスをされる。
ちゅっ
驚いて頬を抑え、孝輔さんの方を見るとニヤリと笑っていた。
孝輔『よろしくな。』
空葉 『っ~~…は、い///』
真っ赤な僕を見て、楽しそうだった。
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