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眠っていると、温もりが隣に無いことに気付いて目を覚ました。
微かに話し声が聞こえたからベッドを出て部屋のドアを開けると空葉は電話をしているらしかった。
話の内容から相手は貴大か。
昨日、空葉と居てくれたからお礼を言いたい。
一区切り着いたところを見て、後ろから空葉のスマホを取り上げた。
孝輔「よお、昨日は助かった。」
貴大「不安定だったから本当に良かったよ。」
孝輔「…さすがに仕事の時はそばに居てやれないから、その時はまた頼んでいいか?」
貴大「まあ俺のですからね。」
電話の向こうで悪い顔をしているのがわかる。
孝輔「生意気なやつ…まあ頼んだぞ。
空葉関係で何かあれば教えてくれ。」
貴大「りょーかい。」
孝輔「じゃあな。」
電話を切ろうと挨拶をすれば、横で空葉が暴れる。
変われということだろうか、だが今は嫌だ。
貴大「はいはい。」
返事を聞いてから通話を終えるとムスッとした空葉。
空葉『僕もバイバイしたかった…』
孝輔『それは後でな、取り敢えずベッド戻んぞ。』
空葉『へっ?!』
変な声を出して驚く空葉を引き摺り、寝室へ戻る。
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