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それから返信が来て、どうやらお父さんは夜ご飯を済ませてから帰ってくることが分かった。
もし僕が1人だったら、夜ご飯も寂しく済ませてたのかな。
今は孝輔さんが一緒にいてくれてるから寂しくないけど…
というか孝輔さんも明日は仕事だから今日は早めに帰った方がいいよね。
一日中僕が居座ってたら疲れちゃうもん…。
空葉『…お父さんもう少ししたら帰ってくるらしいです。』
夜まで帰ってこないなんて言ったら、孝輔さんは優しいから帰ってくるまで居てくれる。
孝輔『うーん、どうして?』
首を傾げて僕を膝の上に乗せた。
孝輔さんの質問にも、行動にも訳が分からず固まってしまう。
空葉『こう…すけさん?』
孝輔『どうして今、嘘言ったんだ。』
空葉『嘘って…』
なんで嘘だってわかったの?
孝輔『稜さんに連絡もらった。』
体の血がサーッと引いていくのがわかる。
嘘吐きだって、孝輔さんの中でレッテルが貼られたのだ。
もう顔が見れない…
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