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稜『大丈夫だよ。どこの誰かも分からない男や女だったら排除してやりたいくらいだけど、何せ孝輔君だからね。彼は腹黒いけど根はいい子だし、僕が信頼できる人だ。空葉を任せられるのはこの世界で僕が孝輔君だけだって思ってる。』
女でも男でも排除って、かなり物騒な話だ。
空葉『で、でも結婚したら義兄弟になっちゃう…』
体裁的にも良くないのでは…そう思ったがお父さんは僕の心配事を軽く吹き飛ばしてくれた。
稜『そんなの問題じゃないよ、血を分けた兄弟でも僕は気にしない。勿論美晴さんも気にしないって言ってたよ。寧ろ嬉しそうだった。』
空葉『良かった…けど男同士に偏見とかないの?』
お父さんは少し考えた後、さらっと言った。
稜『僕自体どっちでもいけるからな…気にしたこと無かったよ。』
空葉『どっ、どっちも?!』
稜『若い頃は男の人とも付き合ったこと何回かあるよ。恥ずかしい話、昔結構遊んじゃってたからね…。』
誠実そうに見えるから結構意外だ。
空葉『そうなんだ…』
稜『もう付き合ってるならお家でもいちゃついていいんだからね?家でも気を遣う必要はないんだから。』
空葉『それは恥ずかしいから無理!』
お父さんの前でとか何か生々しい!!
恥ずかしくて顔を隠していると、優しく聞かれた。
稜『他に心配事はないかい?』
何だか不安が減ってホッとした。
空葉『うん、もう大丈夫…本当にありがとう。
孝輔さんも一番だけど、お父さんも一番だから…』
照れるけど、ここ最近で素直にいえば伝わることが分かったから。
稜『っっお父さんも大好きだよ!!!!』
嬉しいのか、お父さんに思い切り強く抱き締められた。
相変わらずの親バカだ。
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