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帰り道、瞬はいくつかの推測をしていた。
瞬『今までの推測通り、柳のファンの嫌がらせか…はたまたあんな物をロッカーに入れるほどに空葉のことが好きなのか。』
どちらもマシとは言い難いんだよな。
空葉『…どっちにしろ毎日視線が凄い。』
瞬『誰かは心当たりもないんだよね。』
空葉『うん。』
告白だってされていないし。
瞬『柳に話した方がいいんじゃない?』
空葉『…いや貴大に話すと心配させて恋人放置しそうだから。』
それに間違って孝輔さんに伝わったら嫌だもん。
瞬『でも何かあってからじゃ遅いんだぞ?』
…それは分かっているんだけどね。
黙ってしまった空葉に瞬は困ったように笑う。
瞬『俺が居る時は大丈夫なんだけどな…
取り敢えず明日は柳と登校してね。
1人じゃダメだよ。』
話している間に家の前に着いたからお礼も言う。
空葉『分かった、ありがとう。』
瞬『じゃあ。』
手をひらひらと振って帰っていく瞬を見送って、家の中に入ろうとすると何処からか視線を感じて。
気のせいかとも思いたかったが、怖くて逃げるように家に入った。
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