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次の日、いつも通り貴大が迎えに来てくれた。
家を出てから周りを少し見渡すと、貴大が首を傾げる。
貴大『なにしてるんだ?』
家を出る時にはさすがに辺りを警戒してしまう。
空葉『ううん、何も。』
行こう、と歩き始めるがこの時も何処からか視線が痛かった。
登校するとロッカーに瞬が居て、おはようと挨拶をしてくる。
あの視線のことを知らない貴大はどうして瞬と仲良くなったのかすら知る余地もなく不思議そうだった。
貴大『…あれ、知り合いだっけ?』
空葉『うん、この前中庭で知り合った。
ごめん、貴大先行ってて。』
貴大は何も怪しがらずに教室に行ってくれる。
空葉『おはよう。』
瞬『顔が怖いよ?』
空葉『いや、何にもないけど。』
瞬『嘘だね、怖がってる。』
ダイレクトに言ってくる瞬に溜息が出た。
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