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瞬と場所を変えて話す事にした。
瞬『朝はどうだった?』
空葉『家を出る時にはもう…』
瞬『怖かったね…今は大丈夫。』
恐がる空葉を宥めるように抱きしめる瞬。
少し冷静になると、最悪の事態のことを考えてしまうようで。
…家を出た瞬間に視線を感じるということは貴大が一人で僕を待っている時も見られているということだ。
貴大にもし何かあったら…?
明日からは一人で行かなきゃ。
黙り込む空葉に気づいて顔を覗き込む瞬。
瞬『今、なにか怖いことを考えなかった?』
空葉『へっ…ううん、なにも。
もう落ち着いたから大丈夫、ありがとう。』
誤魔化したことが完全にバレているようで。
瞬『…空葉、絶対一人はだめだよ。』
空葉『うん、もう教室戻るね。』
空葉は逃げるように教室に戻った。
瞬『嘘下手かよ…』
珍しく瞬の眉間にはシワが寄っていた。
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