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孝輔『ゆっくりでいいから。』
部屋に来ても尚、言いたくなくて黙っていると声をかけてくれて。
言わないと話も進まないから、意を決して言うことにした。
空葉『靴箱の中に精液入りのコンドームが入ってたことがあった…っでも、風紀の人が代わりに処理してくれて家にも送ってくれたから。』
大丈夫、という意味も込める。
孝輔『…そうか、一人じゃなかったならまだ良かった。』
空葉『…一人にならないようにって、色々気にかけてくれてて。』
すると、孝輔さんの機嫌が段々と悪くなってきて。
胸がぎゅうと痛くなる。
空葉『…や、やっぱり気持ち悪いですよね!ごめんなさい。』
焦って謝るとため息を憑かれて肩がビクッと揺れた。
孝輔『いや、違う…ごめんな。
正直そんなことしたやつを殺したい。
ただ、俺も学校には行けないから空葉を他のやつに任せたくないと思ったらイライラしてきただけ。そいつに惚れんなよ?』
困ったように笑う孝輔さんに胸が暖かくなった。
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