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昨日から孝輔さんのお家で臨時避難状態で朝も学校まで送ってもらった。
そして教室で先生の車で登校した貴大と挨拶を交わしたのだが
貴大『なぁ孝輔さんに聞いてくれって頼まれたんだけどさ。』
空葉『孝輔さんに?』
貴大『風紀の今沢、ただの友達?』
…そもそも瞬は友達なのか?
空葉『瞬はと…わぁアッ?!瞬?!』
悩んでいると背後から驚かされて。
瞬『おはよ、柳も。』
貴大『はよ。』
瞬『空葉は俺が一方的に口説いてるだけだよ。』
そんなダイレクトに言ったら貴大が余計に警戒してしまう、と焦ったが昨日のことを思い出して話した。
空葉『ちょ、瞬…ぁ、僕貴大にも家族にも話せたよ。』
瞬『本当?良かったな、空葉。』
偉いぞーとわしゃわしゃ頭を撫でられる。
その光景を見ていた貴大も少し安心した顔をした。
貴大『今沢が悪いやつじゃないのは分かった。
空葉はどう思ってんの?』
空葉『へ、何が?』
貴大『今沢のこと、口説かれてんだろ?』
空葉『…僕を沢山助けてくれたし、安心できる人だよ。でもどちらかと言うとお兄ちゃんみたい。
それに僕は孝輔さん一筋だから、僕が瞬を好きになることはないよ。』
瞬の顔を見ながら言うと、ふはっと笑って。
瞬『ははっ、お前鬼畜すぎ。
口説いてはいるけど告白はしてないのに。』
言われてから確かにと気付いて羞恥心が押し寄せる。
空葉『っ、ごめ…僕恥ずかし…』
瞬『いいよ、まあ口説き続けはするけどね。』
貴大『…まぁ学校内でのいいボディーガードにはなるんじゃねぇの。』
ウィンクする瞬に貴大は真顔になった。
空葉『…そうだね。』
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