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一通り、いつものように家事を淡々とこなしていたら
日が暮れてきた。
この部屋から見る夕焼けは本当に綺麗で
心がじーんとする。
テレビもつけずに、窓際に椅子を持っていって
夕焼けを眺めていた。
昔はこんなこと思ったことなかった。
というか、考える余裕すらなかった。
家庭環境とか、最悪だったし。
怜斗に出会ってから心が柔らかくなった気がする。
心がかえる場所が怜斗だと思う。
自然体とか自由ってこういうものなのか、って初めて思えた。
そういう意味では、初めて俺に安心できる家をくれた人。
14歳の時、俺の中学は上下関係厳しくて、
逆らったらそれ相応のお叱りを
先輩方から受けるのが当然だった。
おれは校則無視して金髪にするわ、制服で学校来ないわで結構目立っていた。
それのせいで、先輩に目をつけられて
逆らったせいで、肩に5個程タバコの根性焼きの跡がある。
なんか、それがすげえ嫌で、
熱いの嫌いだし。
そんな時、先輩達よりも先代の
地域で有名なパリピくんから告白されて、
チャラかったけどかっこよかったし、
彼氏になったら、先輩たちは俺に何もできないだろうと思って、
好きでは無かったけど、OKして付き合い始めた。
その人は、束縛が激しかったし、
卍魂が凄まじかったから、今では黒歴史で笑いに変えている。
初めてのセックスはその人だった。
特に何も思うことなく、何だこんなもんかとつまんなかった。
父親と母親はこんなつまらんことにうつつを抜かしているのかと呆れもした。
まあ、それは後に怜斗に出会って愛故の行為だから意味があって快楽が伴ってくるんだと知ったわけだけど。
それまでは良さが分からないでいた。
特に気持ち良くもないし、迫られたら本当に退屈な時以外は理由を作って断っていた。
でも、俺の事愛してくれてたのは凄く分かってた。
(生理だから無理など適当な理由でも我慢してくれていたから)
俺に居場所や価値や感受性を与えてくれた人だから。怜斗は。
何か返せたらな〜といつも思っているけど、、、。
まあ!!
その中に豊かな夜の生活で疲れを癒してあげたいんだが、、、
卍魂のパリピくん(元彼)、今なら君の気持ち痛いほどわかるんだ。
あの時は断り続けてごめんよ!!
愛故の衝動なんだよなこれは!!!!
分かる分かるぞ!!!
ペチペチとほっぺたに何かが当たる感覚。
「おい、、おーい!!」
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