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「不満なんて、ありませんよ。」
ーーヴァルド様の目を見て言えなかった。
笑顔で誤魔化して、食事を再開した。
心ではショウマを想っている、なんて知られたら、叔父様は怒って俺に罰を与えるだろう。多分、ヴァルド様も呆れて俺なんかと婚約するのは御免だろう。
でも、今更その想いを止められるわけがなかった。自分でもよく分からない。ただ、婚約するのが、ショウマではない人ということが、どうしても受け入れられずにいた。
「……。」
そんな様子の俺を、ヴァルド様は仏頂面で見ていた。
***
食事会の時間はとても長く感じられた。食事もろくに喉を通らなくて、楽しむことが出来なかった。
そのまま食事会が終わってしまった今、ジーク様と叔父様が何やら話しながら食事の間を出ていこうとしていた。そんな時だった。
「おい、ちょっと来い。」
「……!?」
手を掴まれ、グイグイと引っ張られ、どんどん扉へ向かっている。
「な、ちょ……ヴァルド様っ」
「黙ってついてこい。」
俺の言葉を遮ってそう指示してきた。
いや、お前が引っ張ってんだからついてこいも何も無い!!
なんて言えるわけがなく、ひたすらヴァルド様の背中をムッとして見つめていた。
ーーーーーーーーーーーーー
また更新が遅れました!!
すみません!!┏○┓
理由は、単純にネタが…っ
言い訳すみませんでした……。orz
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