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「ふぁあ……。」
うーんと伸びながら、俺はレインと会うための場所へ向かっていた。
まだ眠い……っ
いつも通りの時間、いつも通りに道を通りその場所へ着く。
「まだ来てない……か。」
ゆっくり芝生へ腰を下ろす。朝のひんやりした空気に肌が触れ、少し寒く感じて腕をさすった。
ーーーしばらくたった頃、まだレインは来ていなかった。
寝坊か……?
そう思って、俺は待っていた。
時間だけがどんどん過ぎていき、いつもの時間をだいぶ過ぎた時間になっても、レインは現れなかった。
そして、とうとうあの鐘が、リンゴンとなってしまう。流石におかしいと思った。
「……レイン?」
立ち上がっていつもレインが現れていた方向を見つめる。そして、考えた。
寝坊して来られなかった……のか?いや、そうだろ、絶対。
俺は無理矢理にでもそう思うことにした。
何故なら、それ以外の理由を考えたくなかったからだ。
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