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教室での優しい口付けとは打って変わり、息つく暇もないような激しい口付けをされる。
引きずり出されるように舌を絡め取られ、これ以上無いほどピッタリと隙間のないキスに酷く翻弄させられてしまう。
両手を壁に押し付けながら、絡ませられる指と舌の熱さに七海からの深い愛情が流れ込んでくる。
どうしようもなく止まっていた涙がまた溢れ出してしまう。
七海が唇を離して、フと小さく笑った。
「泣き虫さんですね」
「…と、歳を取ると涙腺が弱くなるんだ」
「じゃあたくさん泣いて下さいね」
「――えっ?」
その言葉とともに七海の手が俺の身体へと落ちていく。
意図した手付きで撫でられハッとして後ろへ下がろうとしたが、壁が邪魔をした。
見上げた七海の目は熱を含むどころか酷く飢えた獣のように変わっていて、ギクリと身体が強張ってしまう。
さっきまでの甘い雰囲気はどこへいった。
「お、お前まさかこんなところで…」
「言ったでしょう、我慢できないって。合宿大部屋だから人いるし一回も抜けないんですもん。みーちゃんには何日も会えないし、さすがにもー無理っす」
そう言って俺のシャツのボタンに手を掛けながら首筋にガブリと噛みつかれる。
ビリっとした痛みに身体を震わせると、興奮したように七海の手がシャツの隙間から入り込んできた。
数度肌を撫でてから指先が胸の突起へ伸びていく。
キュッと摘まれて、堪らず甘い声が上がってしまう。
「…っあ、七海…。そこは…」
「気持ちよくなっちゃいました?可愛い声聞きたいですけど、あんまり声だすとバレちゃいますよ」
そう言われてハッとする。
そうだ。ここは男子トイレですぐそこは教室だ。
実習棟の一番奥の誰も来ないような数学準備室とはワケが違う。
「な、七海。やっぱりここでは――」
「ほら、後ろ向いて。正直我慢出来ないんで無理矢理ぶち込まれたくないなら言うこと聞いて下さい」
「――っ」
そう言われてくるりと後ろを向く。
いや俺は何を素直に従っている。
ここは恋人ではなく教師としてTPOを弁えろと叱るべきところだ。
だが慣れた手付きでベルトを外され下着ごとズボンを下げられると、外気に曝された肌がひやりと粟立つ。
七海がしゃがんだ気配があって、不安になって後ろへ顔を振り向かせた。
「…な、何して――ッ」
俺の尻に一度口付けてから、七海が舌を這わせてくる。
肌をなぞり滑り落ちる舌が、太腿から尻たぶを割って入り込んでくる。
生々しい感覚に背筋を震わせて逃げようとしたが、伸びてきた手にガシッと腰を掴まれた。
「だ、ダメだっ。さすがにそこは汚いから…っ」
「汚くないです。クッキーより全然こっちのほうが美味しそうですよ。ほら、赤くてエロい色してる」
「――やだっ、見るなっ。言うな…っ」
「ほら、みーちゃん静かにして」
そう言われて慌てて口を噤む。
同時に七海の舌がそこに伸ばされて、じゅるっと舐められる感触に堪らず唇を噛みしめる。
もう見ていられず、前を向いてギュッと目を閉じた。
「――っく、ん…っあ、…っふ」
必死に声を抑える。
じゅっ、じゅっと艶めかしい水音立てながら入り口を舐められ、舌先で穴をつつかれる。
どうしようもない違和感に必死に耐えていたが、不意に七海の手が前へと回った。
「あ…ッ」
無遠慮に自身を掴まれて身体が跳ねる。
ちらりと下へ視線を向けると大きく筋張った七海の手が視界に入り、あれほど焦がれていた手のひらが自分のモノに触れているという事実に、どうしようもない疼きが押し寄せてくる。
煽られるように竿を扱かれると、身体が思い出したように快感を生んでいく。
同時に狭い穴をズッと舌先が押し入ってきて、ビリビリと身体が痺れた。
パチパチと古びた蛍光灯の音。
必死に声を抑える息遣い。
艶めかしい音を立てる水音。
聴覚まで犯されそうな羞恥を感じながら、押し寄せてくる快感に必死に耐える。
「んー…っ、あっ、や…ッ」
舌と一緒に指まで入り込んできて、酷く奥が疼いてしまう。
堪らず七海の手に自ら自分のモノを擦り付けると、七海が息を飲んで立ち上がったのが分かった。
すぐに後ろから覆いかぶさってきて、俺の耳元に唇を寄せる。
「…すげードロドロに濡れてます。みーちゃんも我慢してました?」
「あっ、あっ…ちが…」
だが言い訳などできないほど先端からは透明な液が零れ落ちていて、親指で弄られればあっという間に射精感が込み上げてくる。
意識が白み始めてフッと遠い目をすると、七海が察したように手を離した。
「んー…ッ、あっ、はぁ…七海…っ」
どうしようもなく身体が七海を求めてしまう。
ねだるように顔を振り向かせると、七海の目が情欲に塗れたように色を変える。
焦ったように乱暴に唇を塞がれた。
お互いにきつく舌を絡ませ合う。
夢中で七海の舌を求めていると、不意にカチャカチャというベルトを外す音が聞こえてきた。
ドクドクと心臓が早鐘を打っている。
正直自分も酷く興奮していて、もう何も考えられない。
早く、早くと七海を待ち望んでしまう。
ぐいと七海の手が俺の片足を持ち上げて、後穴に熱く昂ぶったモノが充てがわれる。
必死にキスを交わしながら、熱に浮かされたような意識の中で訪れるであろう衝撃を覚悟した。
「―――んんんッ」
内臓を押し上げるようにナカに入り込んでくる、凄まじい圧迫感。
七海に唇を塞がれていたおかげでなんとか声を抑えることが出来たが、身体中もう焼けてしまいそうだった。
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