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「――お、おい、離せっ。自分で歩けるっ」
足をバタつかせたが有無を言わさず寝室に連れてかれた。
ベッドに落とされ覆いかぶさってくる七海の胸を慌てて押す。
「期待してくれてたのに、気付かなくてすみませんでした」
「き、期待してたわけでは…」
「あんなに意識しといてよく言います。頭の中エッチなことでいっぱいだったんですよね」
「ち、違――ッ」
否定しようとしたが、不意にグイと下半身に刺激が走る。
ビクリとして視線を落とすと、太腿を割って入ってきた七海の足が俺の自身を刺激している。
膝をグイグイと押し付けられて、カッと顔に熱が昇った。
「や、やめろ。お前がいつも真っ先にそういう事をするから…っ、だ、だから変に意識してしまっていただけで…」
「大丈夫ですよ。これからみーちゃんの大好きな気持ちいいこといっぱいしますからね」
「だ、だから違うって――」
言葉の途中で唇を奪われた。
身体が強張り唇を開けられずにいると、伸びてきた指先が俺の口を無理矢理開かせる。
「…んんっ」
隙間から入り込んでくる熱い舌の感触。
意識しすぎていたせいで頭が混乱してしまう。
「ほら、ちゃんと口開けて。チューするの好きでしょう。いつもすぐグデグデになっちゃいますもんね」
「あ…っ」
羞恥心を煽られる言葉に体温が上がる。
バクバクとすぐ耳元で聞こえるような心音を感じながら、七海のキスに翻弄される。
舌先で上顎をくすぐられきつく舌を絡めて吸い上げられると、堪らなく力が抜けてしまう。
あっという間に頭の中が熱に浮かされたようにぽーっとしていく。
しばらくして離れていく唇を無意識に追いかけて舌を伸ばすと、七海がクスリと笑った。
匂い立つような色気を感じて、ゾクゾクと背筋が痺れてしまう。
おまけに風呂上がりのせいで剥き出しになった上半身と、ふわりと香るボディソープの匂いに余計に身体が煽られる。
「そんなに焦らなくても今日は離す気なかったんで大丈夫ですよ」
「…んっ」
首筋に噛みつかれる。
甘く噛んでからきつく吸い付かれ、ピリッとした痛みに痕をつけ直されたことを知る。
必ず消える前に同じ場所につけ直される痣は、七海といる限りずっとそこから消えることはないんだろう。
堪らなく愛しい痛みに熱く息が漏らすと、そのまま滑り落ちる唇が身体へと口付ける。
「…っあ」
シャツをたくし上げられ剥き出しになった突起に吸い付かれた。
ビリッと電流のような刺激が頭まで駆け抜ける。
舌先で乳首を捏ねるように愛撫されて、堪らず七海の頭を掴む。
「あっ、あ…ッ、そ、そこは…」
「気持ちいいですか?乳首モロ感になっちゃいましたね」
「な、なんだその単語は…っ」
だが容赦なく片方を舐められ、もう片方を指で摘まれるとビクビクと腰が跳ねてしまう。
濡れた粘膜が何度も突起を押しつぶし、小刻みに舌を動かされると高い声が上がる。
「あっ、あ…ッ、も…やだ…っ」
「…はー、すげーエロい色。もう温泉とか入れませんよ。こんな乳首じゃ他の男に欲情されそうです」
「だ、誰もしない…っ」
と、思ったがふと神谷の顔がチラつく。
いやいや、アイツは俺のファンなだけで身体がどうとかはさすがにないだろう。
ブンブンと首を振ったら、目の前の七海がじとっとした視線を俺に向ける。
「…あれ、今なんか他の男思い浮かべました?みーちゃんは俺だけじゃ足りませんか」
「ち、違うっ。そうじゃなくてっ…」
「俺に乳首弄られながら他の男想像するとかいけない子ですね。お仕置きです」
「だから違…っ」
突然ギュッと乳首を摘まれる。
強くなった刺激に「ひっ」と声を上げたが、七海は構わず両方の乳首を指でグリグリと擦り押し潰してくる。
「や…あっ、あっ…離し…っ」
「みーちゃんお仕置きって分かってますか?そんなに喜んだ声上げられても困ります」
「あっ、あー…ッ」
「もうこのままイケるんじゃないですか。ほら、苦しそうですよ」
そう言われてふと視線を下へ向けると、全く触れていないはずの自身が完全に布地を押し上げていることに気付く。
ゾクゾクと背筋に込み上げてくるもどかしい快感を感じて、堪らず首を振った。
「や…無理…ッ、このままじゃ無理だ…っ」
「んー、触ってあげたいんですけど、俺今両手塞がってるんですよね。だから気持ちよくなりたかったら自分で扱いて下さい」
「そ、そんなこと出来な…」
「ならこのままですね」
七海はあっさりとそう言って再び俺の乳首に刺激を与え続けてくる。
いつもだったら気付いたらすぐ触ってくれるのに、今はその気がないらしい。
だがまさか俺が七海の前で自分でするなど絶対に出来ない。
前に病院で見られたこともあって、あの死にたくなるような羞恥心を思い出せば出来るはずがない。
「あ、あっ…も…やだ…っ」
酷くもどかしい快感だけが身体に込み上げる。
自身に触れればすぐに得られる決定的な快感があるが、自分の中の僅かな理性がそれを押し留めている。
「な、七海…あっ…た、頼む…っ」
「今忙しいんですよね。美味しそうな乳首が目の前にあって」
「や、やだっ、もう舐めるな…っ」
再び舌で愛撫されて、突き抜けるような快感が身体にこみ上げてくる。
もうこれ以上ないほど張り詰めた自身がビクビク震えているのが分かるが、それでもどうしても達することが出来ない。
行き場のない熱が籠もり続ける苦しさに、堪らずそろりと服の上から自身を撫でた。
「――んっ」
甘い痺れが上がって、待ち望んでいた快感に理性が溶けていく。
頭が真っ白になってズボンに手を差し入れると、自分のモノに触れる。
「あ、あっ、あ…っ」
「乳首攻められながらオナニーしてみーちゃんもすっかり変態さんですね」
「あっ、あ…ッ、ち、違…」
「違わないですよ。気持ちいいことに頭真っ白になって必死に自分のモノ扱いてる姿めちゃくちゃ可愛いです」
誰のせいだと言い返したいが、その言葉は七海のキスで塞がれる。
抗いようのない圧倒的な快感が込み上げてきて、堪らず身体を震わせて精を吐き出してしまった。
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