アダルトコンテンツが含まれます。
18歳以上ですか?
- 文字サイズ:
- 行間:
- 背景色:
-
168
-
どれくらい経っただろう。
もう七海に飽き足らず抱かれて、どこを触られても身体が過敏に反応してしまう。
ドロドロにまどろむ意識の中で身体を起こされて対面するようにキスされながら貫かれていたが、再び何度めかの射精感が込み上げてくる。
フッと遠い目をして昇り詰めようとすると、七海がピタリと動きを止めた。
達することの出来ないもどかしさに身体がガクガクと震えてしまう。
「あ…っ、は…ぁ」
同時に七海の身体が俺から離れていく。
縋るものをなくした手が宙を彷徨い、求めるように七海に手を伸ばす。
すぐに指先が俺の手と絡んだ。
「ちゃんと側にいますよ。イキたかったら自分で腰振ってくださいね」
「…えっ、で、出来な…ッ」
「ほら、早く」
ベッドに寝そべりながら七海は俺を見上げ、促すように下から数度突き上げる。
俺だけが七海の上に乗り上げ座っている形というのは、非常に恥ずかしいものがある。
体勢的に奥深くまで入り込んでしまうそれに甘く声をあげると、食い入るような七海の視線を感じた。
「…っん」
ぎこちない動きで自分の腰を動かし始める。
自分の中にあるものを感じながら恐る恐る腰を動かしていると、七海がフッと息を漏らした。
「そんなんじゃいつまで経ってもイケないんじゃないですか。もう少し頑張らないと」
「――ひあッ、あっ…あっ」
下から激しく揺さぶられて視界がブレる。
自分の中の酷く感じる場所を奥深くまで抉られる感覚に、凄まじい快感がせり上がってくる。
容赦なく突き上げてくる七海の動きにビクビクと身体を震わせてしまう。
「あ…ッ、ああ…っ、もうダメだ…っ…やめ…」
「もうしてませんよ。みーちゃんが勝手に動いてるだけです」
「――えっ?…っあ、あ…ッ、やだぁ…」
そう言われてハッと気付く。
快感に呑まれて自分から酷く腰を振ってしまっていた。
気付いてドカッと顔に熱が上がったが、恐ろしいほどに押し寄せてくる快感に今更動きが止められない。
恥ずかしさに止まっていた涙が再び溢れ出す。
「や…っ、あっ、あ…っ」
「…あー、すげー可愛い。そんなに気持ちいいですか」
「あっ、あっ、ち、違…ッ、こ、これは…っ」
「違わないですよ。みーちゃんが泣きながら腰振って喜んでくれて嬉しいです」
「んっ、あ…ッ、ああっ」
もう何も考えられない。
何を言われてもただ頭の芯まで蕩けるような快感に変わってしまう。
あっという間に駆け上がった快感に抗うこと無く身体を震わせたが、ビクビクと内壁が震えるだけで予想していた飛沫が放たれなかった。
「あ…えっ?な、なんで…っ」
「うっわ…エロ。ドライでイッちゃいましたね」
「な、なにそれ…ッ」
「潮吹いてドライイキ出来るようになるとか、本当にいい子ですね」
「や…嫌だ…ぁ、ああッ」
また自分が何か新しいものを覚えてしまったことに、ゾクゾクと背筋にこみ上げるような恐怖と快感が上がってくる。
思わず動きを止めると、七海が興奮したように代わりに下から突き上げてきた。
自分の身体がどんどん知らない快楽に溺れていく。
次々と七海に覚え込まされて、それにちゃんと応える身体にいっそ恐怖すら覚える。
「…っはぁ、すげー興奮する。みーちゃん、これからもいっぱいエッチしましょうね」
「やっ、あ…ッ、あっ――」
凄まじい快感とむせ返るような雰囲気に当てられて、俺は意識を手放してしまった。
チュンチュンと鳥のなく声が聞こえる。
ハッと気付くように意識が浮上したが、例のごとく酷い腰の鈍痛だ。
ふと隣を見ると裸の七海がそれはもうスヤスヤと気持ちよさそうに寝ていて、昨夜の現状を嫌でも思い出す。
途中で意識が飛んでしまったが、ところどころ起こされた記憶もある。
確か次に気付いた時は七海が俺を風呂に入れてくれていて、そしてそこでまた犯されたような気がする。
それから抱き上げて寝室に連れていかれる時にまた起きた気がするが、そこでまた犯されたような気がする。
どの道ほぼ一晩中犯されたのは間違いないだろう。
受験を終えた七海がどれほど我慢していたのか恐ろしいほどに身をもって知らされた。
隣で寝ている七海を見つめる。
綺麗な寝顔は本当にまだあどけない子供で、こうやって黙って側にいると俺が触れて良いのかどうかすら分からなくなる。
自分より一回りも年下で、どう考えても犯罪だが七海が俺を追いかけてくれるから側にいられる。
その自覚はちゃんとあって、いつまでこうしていられるんだろうという不安もある。
触れたくなって手を伸ばすが、やはり罪悪感に阻まれてそっと手を下ろす。
じっとその寝顔を見つめていると、七海の瞼がわずかに震えた。
「…ん」
うっすらと目を開ける七海と視線が合う。
さすがの七海も昨日は体力を使ったらしく、まだ気怠そうで寝ぼけ眼な瞳が俺をぼんやりと見つめている。
眠そうに一度俺を見つめてから、不意に優しげにその目が緩んだ。
「みーちゃん、おはようございます」
俺の葛藤などものともしない手が、身体をしっかりと抱き寄せてくれた。
現在の設定
文字サイズ
行間
背景色
×
178 / 209