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別々の暮らし
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この家に来てから3日が経った頃。
圭はそろそろ本当に働き始めたいと考えていた。
聡美と叔父に相談をすると、まずはアルバイトからやるべきだとアドバイスを受け、求人をみながら色々な働き口を探し電話をした。
履歴書の書き方は聡美に教えてもらいながら書き、面接のノウハウは叔父からレクチャーを受けた。
たかがアルバイトされどアルバイト。
油断は禁物なのだ。
この日、取り付けた面接は3つ。
明日と明後日と明明後日で一日にひとつずつ受けていく予定だ。
明日は某チェーン店の居酒屋
明後日はファミレス
明明後日はコンビニ
普通過ぎる。などと思う人もいるかもしれないが、圭は普通の事がしたかった。
普通にバイトへ行きいろんな人と触れ合い、家に帰ったら家族がいる。そんな当たり前の生活を1度でもいいから送ってみたかったのだ。
もちろん不安は沢山あったのだが、叔父と聡美が圭なら大丈夫だと、勇気づけてくれたおかげで踏み出すことが出来たのだ。
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