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思考と感情の差
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激しい口付けから、柔らかい口付けへと変わり、くちゅっと唇同士が音を鳴らす。
東條の唇が圭の耳へ移動し、一瞬だけ耳たぶを様子見するかのようにぺろりと舐めると、次は耳の中を激しく舐めた。
「・・あっ・・あっ・・・はぁ・・んん・・」
今まで修弥との行為では感じた事の無い、感覚が背筋を駆け巡る。
鼓膜のすぐ近くに感じる、唾液の音、そしてリップ音。全てに反応してしまう。
「あっ・・あ・・みみ・・んっ・・だめっ・・・」
「ダメじゃないだろ?」
耳元で聞こえる色っぽい声に、脳が溶け出しているような感覚すら覚える。
トレーナーをさっと脱がされ、傷が露わになり、見られたくないという気持ちから少しだけ身体を捩る。
だが、東條は圭の身体の傷なんて全く気にしていないかのように、ちゅっ、ちゅっ、と音を立て、東條の唇が首筋から鎖骨へ。鎖骨から肩へ。そして身体の傷一つ一つに優しくキスを落としていった。
「・・なにしてるんですか。なんかくすぐったい」
「なにって、見ればわかるだろう」
「わからないですよ・・」
「消毒だ、消毒」
これで消毒になるのかは謎だが、幻滅してるようには見えない為、少し安心だ。
そして東條は一頻り身体に消毒とやらをすると肩の辺りから圭の胸へと下がっていき、その中心にある突起にヂュっと吸い付いた。そしてチロチロと舌先で転がすように舐められもう片方は指でくるくると弄ばれる。
「・・・あっ・あっ・・やぁっ・・・」
「いらやしい顔になってきたな」
そう言うと東條は、圭の下半身の中心部をズボンの上から大きな手で撫で上げ、そのままファスナーを下ろしズボンをスルスルと脱がせた。
自分だけ下着姿という状況がなんだか恥ずかしい。
「東條さんも・・脱いでください・・・」
東條は少し驚いたような顔をしたが、すぐに意地の悪い笑みを浮かべた。
「脱いで欲しいなら、おまえが脱がせればいいんじゃないか?」
やはりそういう事だろうとは思っていた。だが今の状態が続くよりはマシだろう。圭が分かりました。と小さく言うとグイッと抱き起こされ、東條と向かい合わせに座った。
まずは緩んでいるネクタイに手をかけ解き、次はジレのボタンを外した。その次にワイシャツに手を掛けゆっくりとボタンを外していき、ジレと一緒に脱がせると、東條の鍛え上げられた綺麗な肉体が顔を出す。
そしてベルトに手を掛けた所でチラッと東條の顔を見上げると、ちゅっ、と額にキスをされ目で続きを促される。それに操られたかのように、カチャカチャと音をさせながらベルトを外し、ファスナーを下ろす所まですると、ズボンは東條が自分で脱いでくれた。
これでやっとお互い下着一枚という姿になると、東條は覆いかぶさるように圭を押し倒し、肌を密着させながら唇を塞ぎ、反応し始めているソレを直にゆっくりと触り始める。
「・・はぁっ・・・ぁっ・・」
下着に自分の先から溢れ出た蜜が付き、なんだかどんどん変な気分になっていく。
そして東條はするりと下着を脱がせると、圭のモノを掴みゆるゆると手を動かし始めた。
「あっ・・ん・・・」
身体の中心に熱が集まるように、ピリピリと甘い刺激が思考を溶かしていく。
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