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静謐な世情
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浴室にはくちゅくちゅという音と、年下の恋人の喘ぎ声が響き渡っている。
「なんだ、ここがいいのか?」
「んっ・・・・あっ・あっ・・・・いいっ・・・」
いつもより頬を紅潮させ、蕩けるような顔をしている姿が可愛くて仕方が無い。
腰を支えてやってはいるが、ガクガクと震えた膝で座りこまないようにと、腕に必死にしがみついている様子は、東條にとっては恐ろしい程に誘発的で、今すぐにでも壊して閉じ込めてしまいたいくらいだった。
仕事をして疲れているだろうからと、優しくしてやるつもりだったのだが、BARへ迎えに行った際 "秘密です" という言葉に対して、無性に腹が立ち、
お前は俺のだろう?何を秘密にする事があるんだ。
などと独占欲のような、嫉妬のようなものが東條の胸を占領した。
ちっぽけでくだらないのだが。
それほど圭に入れ込んでいるのだ。
結局理由を話してはくれたのだが、圭にはまだ自覚が足りない。どれ程自分が魅力的か、東條自身の愛を身体に叩き込む予定なのだ。
わざと音を立てながら指で圭のナカを、かき混ぜるように攻め立てながら耳元で囁く。
「圭。おまえは自分がどれ程魅力的なのか、分かっていない」
「あっ、あ・・・・はぁっ・・・な、にっ・・・・」
「相手が徹だからまだいいものの、もう俺に隠し事などしようとするなよ」
「んっ、まだ、それ・・・言ってるんですか・・・・」
「当たり前だ。どうやら俺は、おまえの事となると正常では居られないようだからな。」
「・・ぁ・・わけ、わかんない・・・・」
「要するに、好きで堪らない。という事だ」
「あっ・・ぅ・・んっ・・・」
"好き"という言葉に反応を示すように、圭の後孔がキュッとしまる。本当に可愛い恋人だ。愛しくて仕方が無い。
はあ、はあ、と口を少しだけ開き、綺麗な唇からちらっと見える赤く湿った舌が美しい。
東條は手を動かしながら、空いている方の手で圭を抱き締め、その綺麗な唇を自分の舌で染め上げるようにぺろりと舐める。
「んっ、ふ・・ぅ・・とうじょ、うさんっ・・」
「ん?」
「もっ、・・・げんかい、です・・ぁ・・ほしいっ・・・・」
「欲しい時はなんて言うべきなんだ?」
「あ、はぁっ・・・くだ・・さいっ・・と、じょさん・・・いれてっ・・・・・」
くらりと目眩がするように、圭の声と言葉が脳内と心を満たしていく。
東條は指を後孔からスっと引き抜き、圭の身体をくるりと壁の方に手をつけるように向かせてやると、ヒクヒクと動くその蕾に、自身をゆっくりと沈め込んだ。
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