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夏祭り/kyrt
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ーside kyー
俺にはずっと前から好きな人がいる。
だけどその好きな人は“好きになっちゃダメな人”で
叶うはずのない恋で
結果なんてわかりきっていて。
だけど、俺は思いきって告白することにした
ずっとこのまま気持ちを引きずるのもな、って
だから、とりあえず、
レトさんを夏祭りに誘う!!(ドヤァ)
今日は近くで夏祭りがあんだよ、
それで花火を見ながら告白する、と。
いやー、我ながら最高のシチュエーションじゃね!?
まぁこれを提案してくれたのフジだけど。
まずは行動だ行動!!
LINE開いて…スクロールしていって…
あった。
“レトさん”
…あーなんかいざ誘うとなると緊張するな……
いや、でももう決めたんだからな!!
“ねぇねぇねぇねぇねぇねぇねぇねぇレトさん”
“今日暇?”
……送った。けど、なかなか既読つかねぇ。(送って1分未満)
…あ、既読ついた。
“ねぇが多いわ…”
“んー、別に暇やけど?どしたん”
おっ!!よっしゃぁ!!
“夏祭り行かない?”
“野郎二人で?”
“うん”
“別にいいけど”
よっしゃああぁぁぁぁ!!!!!!
“で?何時集合?”
あ、そういうの決めてなかったな……
“何時でも”
“えぇ……”
“じゃあ16時ぐらいでええ?”
“り”
そう打ってからスマホの電源を切った。
よっし、とりあえずレトさんを誘えた…!!
でも、なんかさ、これってさ
デ、デートみたいじゃねぇか!?
…いや多分レトさんは天然だからな。そういうの気にしてないのかもなぁ……
LINEが終わったあとは妙にそわそわしてしまい、
いろいろなこともままならなかったので
とりあえず寝ることにした。
パチッ…
あ、やべぇ寝すぎたか?
今何時だ……
>15:50<
や、やべぇやべぇやべぇえええ
時刻を見て焦った俺は適当な身支度をして家を出た。
待ち合わせ場所に行くと、そこには既にレトさんがいた
え、まてまてマジでえぇ…
レトさんがあぁぁ…甚平着てるよおおおおぉ……
かわいいよおおおおぉおぉ…!!
そう思っていたら俺に気づいたレトさんが手招きをして言った
「キヨくん!遅いよ?w」
「まぁなんとなく遅れてくることぐらい分かってたけどw」
「わりぃわりぃ、今何時?」
「16:20」
まじかよおぉ…割りと遅れてたなぁ…
ていうか!!
「てか、レトさん甚平じゃん。」
「うん、夏祭りとか久しぶりやし、なんか着てみたいなぁ、ってw
…変やったかな?」
「ううん、全然」
むしろめっちゃかわいいよ。(真顔)
「あ、ねぇねぇキヨくん、俺林檎飴食べてみたいんやけど、ええ?」
「うん、いいよw
てか別に許可とかとらなくてもww」
「あ、それもそうやなww」
「じゃ、買ってくるね!!」
林檎飴か…俺は小学生以来食べてないな……
レトさんって実は甘党なのかな?
「お待たせーキヨくん。」
「あ、うん。」
レトさんの甚平姿に惚れて、
ちょっとはだけたところから少し汗がでているところにちょっとエロいな、とか思って
林檎飴食べてほんのりと赤くなったレトさんの唇を見て
美味しそうだな、とか、思ったりして。
案外、夏祭りは楽しめた。
本当は緊張して楽しめないんじゃねぇかなとか思ってたんだけどさ。
だけど、
だけど、楽しい時間もつかの間。
遂に、遂に遂に!!
花火大会が始まる…!!
「キヨくん、花火見る?」
「うん、どこら辺で見よっか……」
「あ、なんかあっちの方によく花火が見えそうな神社あったよ」
「んー、じゃあそこで見よっか。」
坂道を登って約10分。
「あ、あったあった」
「おー、ここからならよく見えそう」
しかも人気もあんまないし。
ここでなら告白できるな…!!
…そうだ、俺は告白しに来たんだよ。レトさんに、思いを伝えるために、今日来たんだよ。
……結果なんてわかりきってるけど、
だけど、少しの期待ぐらい、いいですか?
俺たちは花火が見やすいようにベンチに腰かけた。
……今なら、言える、気がする
「ねぇレトさ…ドン
「あ、花火、始まったね。
どしたん?キヨくん。」
あ、やべぇ。今になって心臓がやべぇ。
花火の大きな破裂音がこのうるさい心臓の音をかきけしていてくれと、願うばかりだ。
ドン。
またひとつ花火が上がった。
「綺麗やね…」
“綺麗だ”というあなたの方が綺麗だ、なんてとても言えるわけもない。
「あ、見て見て!キヨくん!!」
「ハートの花火やで!!」
そう言いながら俺の方を振り向いたレトさんの顔が、
ち、近い…!!
……笑顔で花火を見ているレトさんを見ていたら、やっぱり、
この人を好きになって良かったな、って思った。
「ねぇ、レトさん。」
「ん?」
「俺、レトさんのことが好きです。」
「…ぇ……」
「あ、恋愛感情としてね?」
「ぁ、えっと……」
次の瞬間、
レトさんの顔がみるみるうちに赤くなっていった。
「お、俺も………」
え、
「まじで!?」
「…………うん」
「…レトさん、俺の、恋人になってくれますか?」
「嫌や」
「ええええ!!!!???」
「…“婚約者”なら許す」
その言葉に、俺はついつい、頬を緩めてしまった。
「レトさん、俺の“婚約者”になってくれますか?」
またあの愛おしい笑顔で、レトさんは言った
「喜んで。」
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夏祭りネタ多いな、ってw
月が綺麗ですねも夏祭りネタだったからなぁww
主は今日花火大会でしたあぁ!!
なので夏祭りネタが急に書きたくなりましたw
吹部のイツメンで行ってきました。((
初めて近くで花火見たけど迫力がやばかった。(語彙力)
屋台とかいろいろ回ってるとやっぱりそこらじゅうにいるのはカップルカップル。
((これがキヨレトやったらなぁ…))
とか妄想しながらかき氷を食べてました、ww
夏祭りまた来年いきたいな…((
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