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わかっちゃった/kyrt
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ーside rtー
わかっちゃった。
俺があなたを好きなこと。
でも本音を言うと、ほんとはわかりたくなかった。
このまま気づかないフリをして、ずっとなんとなくで曖昧な“友達”の関係が続けばいいと、ずっと続けばいいと思っていた。
だけど、そんな考えなんて甘くて、
いつの間にかあなたのことを目でおってて、
いつの間にかあなたのことを考えてて、
いつの間にかあなたのことでいっぱいになってて。
いつの間にか好きになっちゃってた、だなんて。
笑えないよな。
だけど、だけどね?
その高い背も、
楽しそうに笑うとこも、
俺の名前を呼ぶ声も、
ほんとは優しいところも、
全部、全部が大好きなんだ。
なんて、叫べちゃえば楽なのに。
言えちゃえば楽なのに。
だけど言っちゃえば俺の気持ちは軽くなると同時に、それ以上の罪悪感が襲ってくることがわかる。
「…どうすればいいんや……」
俺は今、この大きな課題を抱えている。
『もう言っちゃえばいいんだよ!!』
『ダメだよ!!今までの関係が壊れたらどうすんの??』
ああうるさい。天使と悪魔。俺は今真剣に悩んでんだよ…。
だけど、だけど!!
このままじゃ、なにも変わらない。
なにも変わらないまま、終わりたくはない。
『もしかしたら…』なんて馬鹿げた期待はやめておく。
もう少し、
もう少しだから。
もう少しで、気持ちを伝える。
“関係が壊れる”なんてそんなこと考えてる間に、誰かのところに行っちゃうのは嫌だ。
このままは嫌だ。だって怖じけずいてちゃ、なにも変わらない。
何かを変えるには、何か行動が必要だ。
大事なのは、勇気だ。
ゲームを始める準備をしていた彼に、伝える。
「…ねぇ、キヨくん。」
「ん?」
「……好き。」
「…………え?」
「恋愛感情として。キヨくんのことが、好きです。」
「……はぁ…
なんで先に言っちゃうかなぁ……
いや、俺がずっとびびってただけか……」
「え?」
それって。
期待しても、いいやつですかね。
「俺も!!
レトさんが…ずっと、好き。」
「ほ、っ、ほんまに!!??」
「おう!w」
わかっちゃった。
絶対無理だって思ってる恋でも、
勇気を出して言っちゃえば、
案外叶ってるのかもしれないこと。
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なんかさっきパっと思い付いたネタ。w
え、適当?いやそんなことないですよ(汗)
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