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「桜音、今日一緒に⋯」
「多月と帰るんで」
何とかしなくては、と声をかければすぐに一刀両断。
「桃神先輩振られてやんのー」
ちゃかす梅城に小さくべーっと舌を出す桜音。
いじめっ子か、お前たちは。
***
あれからまた1週間。
桜音は会話はしてくれるが、目は合わせてくれない。
ここまで精神的ダメージを負うなんて、考えもしてなかった。
桜音が圧倒的に足りない。そんな事思いながら、家の鍵を開けた。
「⋯⋯あれ?」
玄関に、多少の違和感を感じる。
あ、靴が一足多い。俺の家はオートロックだから、カギを持ってるのは家族と俺と⋯⋯桜音。
家族が来るときは絶対連絡があるから、これは桜音。
自分の家なのに、ドキドキしながら進んで行く。
「⋯⋯ッ、⋯ッ!」
「ん?」
何か話してる?誰かと電話、かな?
その声は寝室からしていて中をそぉっと覗き込んだ。
「!!」
ビックリして出そうになった声を必死で塞ぐ。
だってそこには。
「ンッ、ふっ⋯!ぁっ⋯、桃神、せんぱっ⋯⋯!」
自分の窄まりをクチュクチュと弄りながら、俺のTシャツに顔を擦り付けて蕩けてる桜音がいたから。
「さ、寂しっ、よっ⋯あっ!先輩っ、せんぱ⋯⋯っ!」
ぐすぐすと泣きながら自分を慰める桜音は可愛くて、扇情的だった。
「女のとこっ⋯、行っちゃ、やだぁっ⋯!」
遂に手を止め、本格的に泣き出した桜音に堪らなくなって部屋に飛び込んだ。
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