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『今日は昼から学校行くから!
お昼よろしく(*´з`*)』
というメールが英から昨日届いた
それにわかったと返信をして一人で登校をする今現在
オレはピンチかもしれない
「ねぇあの人見て・・・」
「え?誰?」
「同じ制服着てるよ」
「何組?え?一年生かな」
「やば・・・」
「・・・・・・・・・・・・ッ」
なんでこんなに見られてるの
オレが自意識過剰すぎるだけ?
周りでヒソヒソ聞こえるし指さしてる人もいるし
この髪型そんなに変?
あの店員さんのはやっぱりお世辞だったのかな
もう無理恥ずかしい死ぬ
とりあえず教室に急ごう
ガラガラガラ
そんな少し重たい扉が開くと古臭い音がした
それと同時にほぼ全員がこちらを見て口を開けて驚愕した
「えっ?」
「誰?」
「転校生?」
「まじで?聞いてないけど」
もうみんな何話してるんだよ
オレは気にしないフリをして自分の席に手をかけて座った
「「「「えっ・・・!?」」」」
「えっ・・・・・・」
クラス以外の人間も同時に発した言葉に思わずオレも驚く
「・・・おま・・・もしかして・・・あの栗花落?」
「え、うん・・・そうだよ・・・?」
一人の男子生徒が話しかけてきて、なんだか探るような話し方にオレもなんだか似てしまう
「「「「えーっ!?」」」」
「えっ・・・」
デジャブかな
「あの栗花落くん!?」
「うっそだろ!」
「やばい」
「・・・???」
今まで一度もオレに話しかけてこなかった人間が一斉にオレの席の周りに集まった
〝あの栗花落〟ってなに
〝あの〟って
そんなに悪い噂あったの?
「あ、ごめん・・・この後用事があるんだ」
そろそろ英が来る頃だから屋上で待とう
これ以上囲まれたままは嫌だし
「あ、ごめんな、いきなりこんな話しかけて」
「今まで無視したりしてごめん」
「私たちもごめんね」
「まじ悪かった」
今までオレを無視したり時々ちょっかいかけてきていたような人達がオレに謝る
ああ優しい人たちだな
「・・・・・・全然いいよ、寧ろ、話しかけてくれて嬉しい」
「「「「・・・・・・っ/////」」」」
なんか嬉しくてお礼を言ってからお弁当を持って屋上へ向かった
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