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「さいしょはグー…じゃんけん、ぽんっ」
珠嘉の掛け声で四人はじゃんけんをして…一人負けしたのは詠朔だった
「詠ちゃんって本当にじゃんけん弱いよね、ぼくー詠ちゃんに負けた記憶ほとんどないもん、相当だよ」
いよりは誰かに…とくにこの二人に勝るものがないのでじゃんけんで勝てただけでも大喜び、詠朔の方は負けてもなんとも思ってないけどいよりがとても喜んでいるので一緒になって笑ってくれる
「すぐに見つけてあげるから、待ってて」
「ぇえっ!?ちがうよ!ぼくが勝つんだよ!?」
にこりと微笑む詠朔とプクーと頬を膨らまして怒るいより
詠朔は二人と違って上には誰もいない一人っ子で跡を継ぐことが決まっているためか責任感があり少し大人っぽい
いよりと並ぶととても同い年とは思えない、詠朔の爪の垢を飲ましたらこの弟も少しは落ち着いてくれるだろうかと珠嘉は度々考える
「いよりは鈍臭いから、せめて詠朔が探し始めるまでに隠れるくらいはしておきなよ」
澄久がそっけなくそういうのでいよりがまたワタワタし出した
なので詠朔はスマホを取り出してタイマーを五分に設定し三人に見えるようにスタートボタンを押した
「うぁあっ、どっ、どうしよ!?どこ隠れたら詠ちゃんにみっかんないの!?」
「自分で考えなさい」
「先行くから」
「どこに隠れてもちゃんと見つけてあげるから」
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