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「顔はやめてよぉ、いよりちゃんの唯一の取り柄なのに」
「…、…いきますよいよりちゃん、立ちなさい」
いよりは母と澄久とを見比べてどちらについていけばいいのか決められなくて押し黙る
「おばさん、いよりを家に連れて帰るのはもう少し待ってください…俺の話を…」
自分達はまだ子供だけど本気で愛し合ってることを伝えれば考えを変えてくれるかもしれない、瑶実もいよりの母としていよりの幸せを理解してくれるかもしれない
そんな希望にかけたけど、瑶実は聞く耳持たずにいよりの腕を掴んで澄久から引き剥がした
「いいえ、今からいよりちゃんが行くのは家ではなく病院です、全く…忙しい中で予定を組んでいただいたのにこれでは遅刻ですよ」
「いよりちゃーん、早く帰ってきて静彦と可愛い赤ちゃん作ってねぇ」
行かせてたまるかと澄久は食ってかかったけど男達にねじ伏せられてしまう、目の前でいよりが助けを求めているのに為すすべがない澄久は拳で床を殴った。
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