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退院
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それから一週間後、いよりは退院して乙藤家に帰ってきた
母に言われて客室にいくとそこには静彦と詠朔がいて、いよりの姿を見ると二人は椅子からおりて少しおろおろとした様子でいよりの体を眺めた
「おかえりいよりん!お疲れ様、どこか痛いところない?」
「ただいま、どこも痛くないよ」
静彦がいよりの手を取って椅子を引いてエスコートしてくれる、右に静彦、左に詠朔と美形にはさまれてはたからみたら贅沢な光景だ
手術をうけたあとしばらくいよりは経過を見るために入院をしていた、事前に説明は受けていたけど数日は体に違和感や不快感を感じでしんどかったし、手術痕は小さく残ってしまったけど今はもうすっかり元気だ
ぱっと見の変化はなくて本当に妊娠できるのかいよりは実感がない。
「詠ちゃん久しぶりだね、静彦お兄ちゃんはとっても久しぶりー、二人とも学校は?お仕事は?」
今は平日の昼過ぎ、多忙の静彦と授業中の時間帯の詠朔が揃って出迎えてくれるなんていよりは驚いた
「僕達のためにいよりが頑張ってくれたんだ、どんな用があっても出迎えくらいするのは当然だよ」
学校は昼までで早退していよりが帰ってくるのを待っていた
静彦もいよりが手術をうけたあとの子作りに励むために今までスケジュールを詰めていた。
二人に会えて嬉しいといったいよりだけど、辺りを見渡して何かを探している
「…澄久なら学校にいるよ、いよりが帰ってくることは知らないからね」
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