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「わっ、わっ!とろとろでスプーンから落ちるー…ん…わぁあっ、おいしーい!」
「落ち着いて食べろよ…ほら、こっち向く」
いよりの服にプリンがこぼれたので隣にいた澄久はハンカチを取って汚れを拭ってあげる……が、ふとその手が止まる
いよりの首元にキスマークがくっきりとついていた
服の襟や髪に隠れて覗き込まなければ見えない位置だけど澄久がつけたものじゃない誰かとの痕跡
詠朔か静彦か…誰かにいたずらされたのか、どれにせよいよりからは何も聞いてない
「っ…気分わるい、教室戻る」
「…!久ちゃん、どうしたの?お腹痛い?」
席を立つ澄久をいよりが追う、詠朔も心配して後を追おうとしてくれたけどいよりが『大丈夫』と言って止めた
「ねぇねぇ、どっか痛…んっ」
廊下に出たと同時にいよりは澄久に壁に押し付けられてキスされた
辺りにはチラホラ人がいたけど二人がキスをしたことには気づいてないようだ、突然でちょっと強引なキスでもいよりは嬉しかったらしくポッと頬を赤らめる
「…今日、俺の部屋で会おう」
「うんっ、いくいくー!」
ご機嫌に笑ういよりに対して澄久の表情は暗い、その後もしつこくどこか痛いのかいよりは聞いたけど澄久は教えてくれなかった。
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