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「もうあんないよりの姿は見たくない…!…きっとできてるから…澄久との子供ができてるからって、やめてって、ころさないでって、医者や親に泣いて縋ってた!」
瑶実に呼ばれてやって来た医者はその懇願する姿に同情していたが瑶実は聞く耳を持たず、いよりは大人たちに押さえつけられて無理やり薬を飲まされた
いよりは喉に指を突っ込んで吐き出そうともしていて、その姿は痛々しくて詠朔は胸が苦しくなった
静彦がいたらいよりの味方をしてくれていたかもしれないけどそれでも薬は飲まされてしまっていただろう、あの場にはいよりと澄久の味方は一人もいなかった
「澄久がそばにいたらいよりが不幸になる…いよりの事が好きなら自分から身を引くことくらいしなよ」
その後澄久は座敷牢から出され、学校へ行くといよりは体調が戻ったらしく登校していた
あんなことがあって流石に顔色は悪そうだったけど、楽しいことがあればちゃんと笑えていて澄久は安心した
けど二人はどちらともなく互いに関わるのを避けて、すれ違い様に目が合っても自然とそらすようになっていた。
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