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「起きてますよ!!」
「…なんか…話していい?」
「いいですよ、マトは夜行性ですからね!全然眠くないでっす」
なんでも話しましょとマトが言ったので二人は雑談をはじめる
いよりが焼きおにぎりが好きだといえばマトは家ではお菓子が好きでちゃんとした食事はしてなかったと言った、でも瑶実の作るご飯が美味しくてここではお菓子よりご飯の方が好きだと言われていよりは嬉しそうに笑う
さっき緊張しつつわくわくと父親に声をかけようとしていたところを見るにいよりは両親を慕っている、というより虐待を受けてる子ほど親に依存する傾向があるとテレビで見たことがあるけどその類に近そうだ
自分に冷たくする相手をどうして好きになれるのかマトは理解できない
「…そうだマト、あのさ…僕のこと…久ちゃんとか詠ちゃんとか静彦お兄ちゃんのこととかもお母さんから聞いた?」
二人が好き合ってるのを知ってるということは手術を受ける前の日に二人で遠くへ逃げたことや手術をうけた後でセックスをして騒動が起きたことも知っている…ようで、アハハと笑われた
今でもあの時のことは後悔してないけどちょっと恥ずかしい
「マトー今日みんなが集まるって聞いてちとビビってました、険悪な空気なんだろーなって、でも結構楽しく終わってビックリでしたーきゃっきゃワイワイとまではいかなかったけどー殴り合いとか覚悟してましたし」
仲裁に入る際に何発か殴られると二人が来る前から怯えていた、でも集まってみれば詠朔はずっと穏やかな笑みを浮かべていたし、いよりは三人で集まれてご機嫌だった
澄久はピリピリしていたがあのイライラは詠朔ではなくてマトに向けられていた気がする、いよりに注意されてからはうるさく言わなくなったけど絶対に嫌われている。
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