アダルトコンテンツが含まれます。
18歳以上ですか?
- 文字サイズ:
- 行間:
- 背景色:
-
.
-
「いよりんっ!久しぶりっ!めちゃ会いたかった!」
「わっ、くるしいよ静彦お兄ちゃん…」
この日、弓波家にやってくると静彦が出迎えてくれていよりをギュッと抱きしめてきた
いよりは苦しいとジタバタ手を動かすけど静彦はぐにぐにとほおをすり寄せてくる
「今朝まで海外行ってたんだ!いよりんにお土産あるぞー、いよりんいよりーんっ!」
「お土産!?お菓子?ぬいぐるみ?「えーそこだけ食いついちゃうー?」…あ…久ちゃんは?」
静彦は澄久といよりが鉢合わせることを心配して会うときはホテルをとってくれるけど今日家に招いたということは澄久は出かけているということだ、あまり外出しない澄久が出かけていると誰とどこに行ってるのか気になった
「あいつは数少ない友達と夜までカラオケだってさ、じゃあいよりんはオレの部屋に…ん?誰そのこー、初めましてー」
いよりと部屋へ行こうとしたらハワハワしてるマトを見つけた静彦がにこりと笑って話しかければマトはキャンと顔を真っ赤にして目をハートにした
まともに挨拶ができそうにないのでいよりはマトを紹介した、見るからに小戸森以上に役に立たなさそうなマトに静彦は辛辣に当たらないか心配だったけど静彦はガチガチに緊張しているマトに笑顔で手を差し出す
「そっか!マトぴ!よろしく!静彦って下の名前で呼んでくれ!」
「ふぁあっ、超かっこいーっ!」
マトはガシッと両手で静彦の手を握る…というか掴むと、ブンブン勢いよく上下させた
『今日はもう手を洗わない』とマトは自分の手を眺めてくるくるとその場で歓喜の舞を踊っている
その反応が面白くて静彦は上機嫌に笑っていて、いよりはほんわかした雰囲気に喜んだ。
現在の設定
文字サイズ
行間
背景色
×
144 / 196