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「用があるから遠慮しておくよ、二人で楽しんできて」
「はーい!じゃあ暇人同士で遊んできまっす!」
「一緒にするな!引っ張るな!詠朔!裏切り者!」
マトに引っ張られながらギャンギャン吠えている澄久に詠朔は笑顔で手を振って見送った
マトに連れてこられた先はフルーツサンドが有名な店で店内は女の子同士やカップル客が多い、澄久は無理やり連れてこられた事や居心地が悪くて眉間にしわを寄せてるけどマトはルンルンでメニューを選んでいる
いよりほどではないけど小柄なので簡単に振り払えると思いきや一応年上なだけあって力が強く掴まれた箇所は赤く跡が残ってしまった
「んーイチゴか…オススメのフルーツたっぷりサンドにするか…でもちょっと高いかなぁ、澄久さんは?」
「言っとくけど、奢らないからな」
「えー期待したのに…お金持ちなのにケチくさいんですね!それともお小遣いそんなに貰ってないんですかー?…イチゴのにしよっと」
「お前に奢るのが嫌なだけだ、というか年下にたかるな」
注文した品が届いてご機嫌にかぶりつくマトとイライラしながらコーヒーを飲む澄久
澄久から話を振ってくれる事はないけどマトはメゲずにペラペラと話を振り続ける
「さっきお兄さんにあいましたよーめちゃかっこよかったです!いより様とも仲良くってー玄関でぎゅーって抱き合ってました!もうドラマのワンシーンみたいでー…あっ、澄久さんも素敵ですよ!今も女の子の視線を集めてるしー羨ましいです!普段はツンツンしてるのにいより様に一途なのも好ポイント!」
別にマトからいい評価をもらったところで澄久はちっとも嬉しくない。
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