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いよりは薬を飲むのが大嫌いだ
粉薬はむせて飲み込めないし、飲み薬は小さい頃のんで独特な味と甘ったるさでもどしてしまった
錠剤は小さいものなら我慢して飲むけど、漢方薬なんて不味いイメージしかなくてのんだら逆に気分が悪くなりそうだ
「なので三口ほどで飲める量にしてみました」
「いらない気遣いだ!!」
けど結局マトの悲しそうな顔に負けていよりは一気に飲み干した
想像より苦味はなかったけど美味しいはずがなくていよりはぅえぅえとえずいている
「えへ、よく飲めましたねー!よしよし、いより様は偉い子ですねっ」
うぇうぇしてるいよりをマトがよしよしと頭を撫でてくる、今体を揺らされるのは勘弁して欲しいけど顔を歪ませながらもいよりはかすかに笑った
今日、マトは静彦といよりの仲をみて意外と上手くいってるんじゃないかと思ったけどやっぱりいよりの一番は澄久のままだった
静彦の魅力に流されて二人きりにさせてしまったことをもし瑶実にバレてしまったら怒られるとちょっとひやひやしたけど、いよりはとても幸せ時間を過ごせたようで何よりだ
「マト………、今日はいより様の役にちょっとだけ立てて嬉しかったです」
「っ…マト……マトはいつだって僕のためになってくれてるよ!マトがそばにいてくれるだけで安心するんだ…マト…大好きっ」
まずい飲み物は大嫌いだけど、といよりは笑ってマトの手をぎゅっと握った
マトはデレっと笑った後、いよりに飛びついて脇腹をくすぐり合ってじゃれあった
ちなみにこの後、いよりは体調を崩して寝込んだ。
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