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(こんなことになるならやっぱり久ちゃんに人の振り方の一つや二つ聞いとくんだった…ううん、こういうのは詠ちゃんの方が上手そう、もう遅いけど)
後で文句の一つくらい言ってもいいかなといよりが内心プンプンしていると…男は突然いよりを壁に押し付けて来た
「っ…ぐっ…いった…!」
背中をコンクリートの壁に打ち、痛みに眉を寄せたいよりは男の体を押しのけようとするがビクともしない
少し話をするだけじゃないのかといよりが男の手をひっかけば頰を平手打ちされた
「っ…う……ぅう」
痛いし怖いしでいよりはそれ以上抵抗する気が失せてビクビクと怯えるしかできない
男はいよりを怖がらせたことにすまなさそうにしたけど今さら後には引けず…いよりのシャツに手を伸ばすと力を入れて破いた
「え……」
地面に転がるボタン、露わになった胸に涼しい風が当たる…そして目の前の男にはさっきより濃く欲情の色が滲んでいる
何度かそういう気持ち悪い目を向けられ一方的な好意を寄せられたことがあった
それらはどれも気持ち悪くて……詠朔と静彦という二人の選択肢を与えられたことはやっぱり恵まれてたんだなと頭の隅で考えた
二人はこんなに欲にまみれた目でいよりを見ないし、乱暴に扱ったりもしない…対等…むしろ大切にしてくれる
澄久以外に抱かれたこの体はもう誰に抱かれたって同じだと思ったこともあったけど…そんなことはない、やっぱり嫌だ。
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